舞-乙HiME

最終回の放送が始まる前、公式サイトでアリカニナエルスがきゅっとくっついて笑ってる版権絵を何枚も見ていくうちにちょっと涙目になってしまって、あれー私思った以上に舞乙好きだったのかもー、と今更思いました。
結局前作を見ることなく最終回を迎えてしまったのですが、逆にそれがよかったかもしれない…私はとても満足したし、毎週わくわくしたし、楽しみました。
ヤマモトHPさんで「これだけの人数のキャラを的確にさばいているのがスゴイ」と何度も書かれていましたけど、ほんとそう思う。確かに描写不足な部分も多々あるけど(そのへんはDVD特典映像とか今後出るOVAで補完なのかな)バランスがいいというか、誰がどこに属している、とか適度な用語解説とかもうまいし*1、あれだけ人数いるのにそれぞれの物語上での役割を各自十分に全うして落としどころにうまいこと持っていく。
最終回、数えたら女性声優24人でした(男性は3人)。名無し役がいなかったんだな…なんかもーすごい。
正直24話でセルゲイ株が大暴落したのでオチそのものはちょっと生温い目で見てしまいましたが、その前段階が濃かったからいいやー。小清水大絶叫に興奮。そしてややマジ泣きの入る深夜2時過ぎ。なんで生身なのにガンダムバトルみたいなんだろう……。
アリカについてはわりと賛否両論あるようですが、私は好きでした。菊地さんの声にキャラクターがずいぶん助けられているところもあったと思うけど、そして最終回直前でちょっと影が薄くなっちゃったりしたけど、「深さ」がないと言えばそれまでなんだけど、元気でかわいいありんこのキャラはある意味救いだったかも。ああいうキャラが「戦うのはやめようよー」とか正論を言い始めるとイラっとくることが多いんだけど、アリカに関してはそれがなかった。
エルスちゃんは、ラストあの尺であれ以上入れることは不可能だったと思うので仕方ないと思う。


このわくわく感とお得感と王道っぷりは何かを思い出すと思ったらサクラ大戦でした。特に初代のやつ。ええもうベタ大好きですよ。マテリアライズのシーンコマ送りとかしましたよ。ミユさんの攻撃起動シークエンスとかもいちいちチェックしましたよ。アニオタ的にも満足ですよ。
欲を言えばもう2話くらい長くても良かった。もっと学園生活を見たかったなー。仲良しな女の子たちを見たかった*2。あとシズルナツキナオあたりのオトメ姿のバトルをもっと見たかった。そのへんは消化不良。
クローズアップすればどんどん旨みの出てくるキャラばかりでもったいないので、OVA楽しみにしております。そういえば致命的な絵崩れのないアニメだった。


チエ先輩が生きててよかった。ミスマリアは、あれは反則だっつーの。もっといっぱい見たかったっつーのー。

なんか恥ずかしい(the自意識過剰)

上のを書き終えてアップしたあとアンテナを見たら、この記事の直前(数分違い)によく行くダイアリでも乙感想が上がってて、私の感想と方向性はほぼ同じなんだけどそちらのほうが流石にとてもわかりやすくおもしろくまとまってて、ていうか私の言いたかったことがぜんぶ書いてあって、タイミングといい私ストーカーみたいでキモイと思いました。なんか恥ずかしい…。

*1:和製ファンタジーものや「アニメ」に不慣れな人にはつらいかもだけどその層は相手にしてなさそうだからよし

*2:DVD特典映像見ろということか…