東京凱旋

2階D列(中ホールはそんなに広くない上センターだったので非常に観やすかったです)

  • さいとうたくみさんが想像をはるかに上回る動けてなさっぷりでおなかいたい
  • 跡部は3人同時存在してて3人ともちゃんと跡部でおもしろいなあ
  • 四代目は長期公演の弊害が見事に出たなあ

以上3本メインでおおくりしまーす!
まず最初に、「加藤 和樹だからといって福島までの公演と大幅な変化はあるか」といったら、「ない」。もちろん私が初回から成長を見守った(笑)上で久保田や井上に対して思い入れができたというのもあるけど、和樹だからといって「すげーーーー全然違うよーーーー!!!」みたいな感じではまったくなかったです。あれっ意外と落差なんてないじゃない?というのが正直な感想。全体のイメージとして。
青学はダンスがとてもパワフルでエネルギーを感じてそこはとてもよかったんだけど、長期に渡って同じ演目をやり続けることの弊害もすごく感じました。具体的に言うと台詞回しや歌い方、芝居に変なクセをつけちゃってる人が何人かいる。同じ演目を何度もやっているとだんだん「型」ができてきて、それが慣れてくると手癖でやるようになって、そうするとバランスの取れた「型」から一気に奇形化*1することがあると思うんですけど*2、そういうのが如実に出ていて、あー弊害だなーと思いました。一番酷かったのは大ちゃん。

  • 新潟で見たときに試合中手塚がラケットくるくる回しすぎて気になってたんだけど、それはなくなってたのでよかった。あれはさすがに手塚じゃねーだろ!と思ったので…でも最後の零式打つ前のポーズがひどいことになっていた。なんだあれ。
  • そういえば四代目シンクロは今までで一番よかった
  • 氷帝跡部パートは難しすぎるということがとてもよくわかりました。どうやら久保田はちゃんと歌えてたっぽい。
  • かとべさんは歌に関してはもう全然心配いらないので安心。ソロはちょっと遊びを入れてみたりやや崩しかけてフォローを入れるあたりがプロ。さすが。これは他の二人にはできない。
  • 挙動に関しては特に差は感じなかったなあ…むしろ試合中の動きだけで言ったら井上のほうがキレがあるし(あれだけ動けるし飛べるのにどうして踊れないんだろう…)各自三者三様の跡部を作ってるのがよくわかっておもしろかったです。
  • あ、あと「アーン?」はさすがにうまいっすね
  • で、さいとうさんなんですけど、ドリライのあれは幻覚だったんでしょうか…あれでもしかしてダンス上手くなったんじゃない?!って思ったのは単なる慣れだったんでしょうか。もう、あからさまにステップが足りてないよ!足上がってないってレベルじゃねー!
  • 特に酷かったのは試合歌中のジャンプして空中で足を打ち合わせるアレ(膝を曲げて跳んだだけにしか見えない!)とラストの曲イントロリズムに合わせてボックスステップしたりするところ(秋山の段階で「これあの人がやったら絶対おもしろいに決まってる」と震えて待っていたのですが、期待以上でした)
  • おなかいたい
  • 秋山があまりにも「きれいなおしたり」だったので差が余計に…
  • 原作ー秋山ーー(何かの壁)−−斎藤ー(越えられない壁)ーアニメ
  • 比嘉ちゃんたちは、ハケ忘れたペットボトルに対し聖が聖なり最大限のアドリブ*3で対処したのがおもしろかったです…お、おまえはよくがんばったよ。

まあそんなこんなで、もちろん観れたことは僥倖だし楽しかったんだけど、9月以前とは別物!とか全然レベルが違う!なんて感想は毛ほども持ちませんでした。つまり跡部と忍足の出来だけで左右されるようなものでなし、皆が言うほどオリメンと新メンの差はなし、というのが私の感想です。*4久保田は本当にまだヘタだった頃の映像しか残らないのが残念で残念でならないです。

*1:最初は「かっこよさ」を目指して作り上げていった台詞回しが「かっこよさ」のポイントを外れて過剰になったりする、とか

*2:もちろんベテランや上手な役者はちゃんとそこが修正できるのだと思うんだけど

*3:鼻歌を歌いながら出てきて、「あ、水だあ」と自然さを装った不自然さで落ちてるペットボトルを拾った

*4:そもそも斎藤秋山のキャラの違いも相当大きくて、これはもう好みの差だなと