四天宝寺公演@東京1回目

今まであまたのギリギリ交通事情を切り抜け(主に自分の足で)「お前は妻に嘘をついて愛人と旅行に行く部長か」「時刻表トリックか」などと言われ、鉄オタでもないのに時刻表の限界に挑戦してきた私ですが、ついに敗北する時がやってきました。ここ東京で。銀座線 遅延。(明朝体) しかも余裕持って出たのにこの有様。外苑前じゃあっち方向に行くタクシーつかまんないしもう雨の中半泣きダッシュですよ。なんとか開演2分前についたんですけどねー!今回はダメでしたねー!ロビーで足止めされて結局1曲目の途中で入場……レアな光景を見られたということで自分を納得させよう。金ちゃんかわいかったらよかったんだということで納得させよう。周辺の席のかたには非常に申し訳ない…。
夏の氷帝初日ではあまりのアレさに「ついにマジックが完全に切れる時が来たのか。もしかして初めて曲が楽しめない公演になってしまったか」とそれはそれはテンション下がったんですけど、今回は大丈夫だったです。いろいろ不満点はそこかしこにあるけど、4ヶ月前の「もうダメなのかもー?!」みたいな絶望感はなかった。よかった。ネタバレなのでたたむ。

  • 1曲目が途中からしか見れなかったので青学全体評価は保留だけど、なんというか四代目のダンスはパワフルだなあと思います。なぜか妙な重量感がある(体が重そうという意味ではない)
  • さ…さくの……完全に盲点だった…2階席だったから最初ふつうにカチローがいるんだと思ってたら驚愕した
  • 金ちゃんと白石の身長差があまりなかったことにややがっかりしつつ、もしかしてこの白石すごく姿勢悪くない?がに股?ていうかお前その中途半端な腕は何?といやな予感がよぎる
  • 四天曲すごくいいよ!って聞いてたけどすごくよかった。楽しい。ダンスはたっくんが段違いに上手いけど、つい銀さんとか千歳とかのでかい人たちを見てしまう。かわいいおもしろい。

橘vs千歳

  • 四天ユニ上下のインパクトにいまさらびびる。しまったこれ面白い…すごく黄色くて緑……。
  • 橘さん強くて頼りがいがありそうでかっこいいです!ますます後期が心配です!
  • 千歳はなんだか不思議ちゃんのイメージがあったので、この千歳はすっごいさわやかボーイだな!って思いました
  • 才気煥発がキラキラしてなくてしょんぼり。「ふつうじゃん」うん、ふつうだ。個人的にはミラーボール回るくらいキラキラしてるかと思ってた。それはやりすぎか。
  • ツカミの試合としては勢いに欠けるなあと思ったのですが、どうもオペミスが多かったみたいなのでこれからテンポアップしてったら印象変わるかも。直後が四天曲なので、退部届け出したはずの千歳がユニで踊ってるのは思わずつっこみを入れたい感じでした。おもしろかったけど。

S3

  • ワー!まさか四天でいちばんやばいのが白石部長だとは思いませんでしたー!2階から見たせいもあるけど今の時点では二枚目じゃなくて3.5枚目くらいですー!どう贔屓目に見ても不二に負けている。せっかくあんなにおいしい決め台詞があるのにまだ吹っ切れてないのかなんなのか、セリフも全体的に小さくてすべてが小さくなっちゃってる感じ。日常生活で「エクスタシ〜!」なんて言う機会ないんだからここぞとばかりに言っとけよ!自分に酔えよ!絶頂しちゃいなよ!ソロもせっかくなにやらはずかしカッコイイ曲*1なのに何言ってるのかわかんないし「ああここ振付あったけど無理だったからカットされたんだね」みたいな部分多いし、ちょ、部長、がんばってください、まじで。
  • きっと名古屋に行く頃にはすげーかっこよくなってるんだよ、って友達と話しました。期待をこめて。
  • なのでもはやターンがどうとか言ってる場合じゃなく、気付いたらそのシーン終わってました
  • 唐突に橘さんが登場して唐突に去っていったので何事かと思った。まさかアニメの伏線を拾ったのではないかと思ってしまったけどたぶん違う
  • 古川不二にとってあのコートは狭すぎる
  • なんかこう、初めて彼の細い長身をデメリットだと感じました。私は不二の最大の魅力は「怖さ」だと思ってるんだけど、古川不二は妖艶で時にやたら儚げになったりするんだけど、怖さ・凄みが感じられにくいなあと思うのです。ところどころのセリフがとてもよくなっていて、あー今不二むかついてるな!怒ってるな!なんか今覚醒しちゃったな!っていうのは伝わってくるんだけど、なまじ手足が長くて細いせいで「怖い!」っていう圧力を感じない…小柄な不二を長身の役者がやることについては私はそれほど気にならないんだけど、今回は相手の体格のせいもあって(あ、比嘉であんまり違和感なかったのは相方がタカさんで相手に知念がいたからか?)いまいちだなあと思ってしまいました
  • というわけでS3全体のレベルアップを期待

D2

  • 楽しかった!違和感も全くなくどっちのペアもおもしろかわいく終始楽しめました。すばらしい再現度だ。やっぱりお笑いテニスはミュ向きだった
  • 牧田と平田は実は体格かなり似てたんだね…(でも脚見ればすぐわかるよ!)
  • この試合だけでも観に来た価値があったなあ(超笑顔)って感じでした
  • 財前の「先輩らキモイっすわ」がさりげなくいい。ていうか財前いい。存在感としていい。声がドーリに似すぎててまるでドーリがいるような錯覚をおぼえてしまうがいい。

S2

  • テユがいい芝居をしていた。彼はまさにあの試合のタカさんだった。自力で座席まで飛ぶの大変そうなのでそれこそ吊ってやれよと思いましたがここで吊ってはオーラスのインパクトがなくなってしまう…のだろうな…でもある意味これ原作で一番衝撃的な試合だと思うので(ついに死人が出てしまうのではないかという恐怖)(この作者ならやらないと言い切れない恐怖)もう一押し欲しい。気もする。
  • あくつはやさしいあくつだった
  • タカさんの背後でそっと手をスタンバイしているさまがやさしかった
  • 歌がとんでもなく上手かったのでじゅりさんガンバ!と思ったけど、同時にあの人の亜久津体型って奇跡の造形だったんだなあ!って思いました

D1

  • この公演全体に言えることですけど終始高橋がおいしすぎる。最初はとんだヘタレ乾がきたもんだ、と思っていましたが、最終的になんか…また特異な開花をとげたなあと思いました。きもいなあ。きもいわあ(褒め言葉)つーかやりたい放題だなあ……わりと素の姿が透けているような気がしなくもない
  • 財前に忠告しに行くところがもう最高です
  • 手塚のサーブを返した財前がよっしゃ!みたいな満足げなポーズと表情で定位置に戻っていったのがかわいらしかった。財前がこういうふうに印象に残るとは思ってなかったので意外で楽しいです
  • 手塚はジャンピングスマッシュ*2が妙に多かったですけど、あれも後半疲れてくるとどんどん高度が低くなってくるのだろうなあ
  • 舞台上二人だけになっての無我対決はスクリーン効果がきれいで、特に才気煥発は演算機の中にシルエットが浮かび上がるような感じで正直ぞくっとした。いい意味で。

一球勝負

  • とーーんーーーだーーーーー
  • まあもう飛ぶしかないよね
  • まわったーーーーーー(笑)
  • どうせなら客席上空を舞ってくれたらいいのに
  • 割れたボールが落ちてこず、キャスト全員が一瞬固まっていたが金ちゃんが「ボールまっぷたつやあ〜〜」とそのまま進行。よしえらいぞ

2幕頭にメインテーマ全員群舞が入ってた。これやってくれるとやっぱり嬉しいな…テンション上がる。ラストの曲は氷帝パート橘亜久津パートで「俺たちに勝ってきたんだから最後の試合もいいものにしろよ」的なフレーズがあってぶわっとした。たぶん名古屋と凱旋で泣く。あと全員揃ってからの希望?願い?を胸にどうこうみたいなところ(うろおぼえ)(ウロすぎました)で胸をトンってやって手を下から上にあげるハロー的な振付があって興奮しました。すみません病気なので…せーかーいーはーわーんふぉーおーる

*1:即座に連想したのが「うわさのSEXY GUY」でしたが今PV見たら当たらずとも遠からずでした

*2:前回氷帝戦で樺地の零式を打ち返したアレがやたらと大迫力だったので、私とS屋は勝手に「イカロス」と呼んでいる。意味はあまりないです。大ちゃんの調子がいいときは打点が非常に高く体も開いているのでまるで飛翔しているかのような迫力があります。同時に力強く落ちてきそうな重量感もあります