King of the blue@ル・テアトル銀座

テアトル銀座は会社から10分で行けるし座席も良いし勾配もちょうどいいし、劇場サイズも狭すぎず広すぎずなので好きな劇場です。で、今回の演目はえーと、つまらなかったです。端的に言うと陳腐の二文字だった。「あらすじ」を読んだ段階で誰もが抱く嫌な予感そのままの内容だった。役名が「青龍」「白虎」「玄武」「朱雀」*1で、アバウト戦国時代で、阿国とか出てきちゃって、人vs鬼の戦いだよ…みなまで言わなくてもわかるだろ…?その上あのーこれ、テーマは反戦?世界平和?なの?お話がとにかく陳腐すぎて、役者が熱演すればするほど悲しい気持ちになるというあれでした。

  • まずパンフ見てaccess全盛期が15年前だという事実に恐怖をおぼえる。貴水博之さんももう40でいらっしゃる…
  • まったく下調べをしていなかったので、ポスター見て女子だと思っていたのが元気で驚愕する。役柄自体は一人称俺だったし、特に女声にしていたわけでもなく、色恋沙汰にも無縁な役だったので性別は特にアピールしていなかった感じ。武器持ってないほうの手を手首から反らせて指を曲げる、女性特有のポーズを時々していたので一応本性としては女なんでしょうね。唯一メインで歌う曲*2がくそむずかしかったので同情しました。あれは 無茶振り です
  • 来月テニス控えてるのもあるし、もちろん純粋に実力的なものもあると思うんですが、キャスト表順列的には一段下がる弁天丸(東山光明さん)のが歌でも芝居でも役柄でも数倍重要だったのでなんか…こっちが申し訳ない気持ちになるっていう
  • 鈴木亜美ちゃんはとにかく舌足らずなのがネックだなー!かわいいんだけどなー!
  • 皇帝は皇帝じゃなく皇子くらいにしたほうがよかったんじゃないかと思いました。ふるまいもセリフまわしも若すぎる
  • 泉見さんは王子様ですねぇ
  • 加藤和樹はほぼ上空にいた。つねに上空から登場、みたいな。「土を自在に操る」「大地のなんたらかんたら」なのに空にいる。衣装が黒ずくめ断ち切り袖なし+グローブ状のものだったので、あんな衣装こんな衣装を思い出してしまい途中からちょっとおもしろくなってしまって私ダメだなと思いました。相変わらず無駄な色気に溢れてる人だった…芝居中は問答無用でかっこいいのにカテコとかでちょっと斜めってるあたりがいかにもだった…さすが……。最後降りゆく緞帳の向こうで元気と一緒に二人だけお辞儀していた(斜めりながら)のがかわいかったです。赤黒兄弟
  • リ…リアル雨きたーー……
  • あれっ爆薬の伏線どこいった?!
  • 次に目覚めるのは2000年頃…みたいな話をしていたのでエピローグは現代転生したキャラたちが…みたいなのだったらどうしよう!といらん心配をしました。杞憂でよかったです。
  • アフタートークは東山さんが「自分がやる役はほぼ100パーセント死ぬ」って言ってたのと、本当は亜美ちゃんの腕の中で死にたかったのになぜか和樹の腕の中で死ぬことになった件がおもしろかったです。あと鈴木亜美自ら電話して「予約お願いします。上島で」の話。

とにかくお話が猛烈につまんなかったので、勢いで2回分取ったりしなくてよかったかな…役者さんたちは見目麗しいし歌も派手でかっこよかったんですけど、あれを2回見るかといわれたら断る。そんな感じで。あ、黒木マリナちゃんかわいかった!うまかったしかわいかった!個人的にはマリナが姫でもよかったのよ…?くらいの気持ち。

*1:思わず「ゾクゾクするねえ!」とでも言いたくなる中二ノート設定

*2:歌いだしが「雑魚はおとなしくしてろ」みたいな感じだったのでまたそれかー!って思いました