ミュージカル　エア・ギア＠スペースゼロ

とんだかわいこちゃん舞台だなおい！と思っておりましたが実際観たら想像を上回るかわいこちゃん具合。あと敵の人たちがお上手なので（約一名除く）芝居パートがおもしろかったです。というか歌の印象はあんまりない。基本は殴り愛。心配していたスケートはいたままの芝居は生まれたての子鹿みたいなことになってる人が何人か。アキトの第一声でかすれた声が出たのは私だけではあるまいよ……
今回も無駄に長いよ

入ってすぐのイントレ組み組みっぷりが小劇場っぽくて血が騒ぐ。客いじりや客席にアピったりするのもそれっぽい。
９列目だったので背後が通路。みなさんごーごーと駆け抜けてゆくよ…正直恐いよ………あと首筋が寒い（風で）10列目の人は脚が寒いと思う
二幕に入ってから最後までずっと舞台裏を修復する音が聴こえてた。電気式のねじ回しドリルのギュィィィンって音がまるで本当に入ってるSEのように芝居に合わせて鳴っていました……ご苦労様です………どうやら効果音だったみたい。でも開演前に通路を修復してる音を聞いてるせいでドリルにしか聞こえない…
正直最初のほうは「スケートはいてないほうが動きが速い…」と思ってビミョーな気分になったりしたんですが（ダンスしかり殺陣しかりどうしても下半身の動きが思い通りにいかない人のほうが多いので）まあ最後の方は慣れた、かなあ
でもぎゅんぎゅん来るスピード感は、ない。申し訳ないけど。その点で評価はできないなと思いました（えらそうですいません）まだ二日目だから慣れてきたらもっとよくなるかな？
かまかりくんはものすごく安心して観ていられました。でも何度も何度も舞台中央で倒れて呻くシーンがあるので最前列の人は心臓に悪かったと思う
けんぬの歌をもっと聴きたかったよ。いっそソロで１曲聴きたかったよ（キャラ的にないです）
ミュージカルと銘打っているものの、歌の印象は薄いです。個人的にはこれなら「ミュージカル」って銘打たなくてもいいんじゃないかな？と思いました。滑りながら歌うシーンはほとんどなかったけど（危ないからね）それをやられると「光GENJI…！」しか脳裏に浮かばない（そういう世代なので）
というか全体的に音がうまく拾えてなかったり音量が小さいせいで歌声が聞き取りづらかった。もったいない
スケートをはいた状態だと足のふんばりがきかないので、ダンスがどうしてもあんまりかっこよく決まらないなあ…
と思ったら敵の人たちは同じ振り付けでもずいぶんかっこよく見えるよ？い、衣装のせい？
単純に振り付けのせい…？
ていうかこの敵の人たちは野村になってからのFFの敵幹部みたいだよ。ようするに厨房センス炸裂だよ。…だがそれがいい
のか？
まあ中学生だしなあ
プロポーションの差って残酷よね
革パンでアクションは大変だろうなあ
演出がサクラの人なので「勝利のポーズ！」のあとについ「決めっ！」と付け足したくなってしまう
私はエアギア自体にそこまで強固な思い入れがなくしかもオリジナルストーリーだしと思って「これはこれでそういうもの」として観たけど、キャラクターの解釈や話の展開に物議を醸しそうなので、エアギア自体のファンの人は相当いろいろ言いたいことあるだろうなあ

以下キャスト各個の印象とか

かまかりくんは磐石。心配なとこはほとんどない。体力的にきつそうだなーという点くらい
けんぬは芝居と歌は心配御無用だけどわりと足下おぼつかないのでダンスがちょっと珍妙なことに。しかしあの衣装が似合いすぎです
加治下半身やせたよね！（友人第一声）スケートはきこなし度は一番心配な感じ。よくよろけてました
アキト…アキトなあ、第一声で場内ちょっとざわっ…としたよねというか私リアルでアゴがかくーんと落ちました。暗闇で口ぽかーんでした。声変わりしてなっ………おおおおんなのこ？えっこれおんなのこじゃないの？どこもかしこもー衝撃的ー若いからか体が軽いからかスケートはうまいこと体に馴染んでる感じ。二重人格演技もよかったよ。第一印象で女の子としてインプットされてしまったので、イッキになついてるとこ見てもまるで兄と妹のようで微笑ましかった。シスプリ。
ブッチャーさんはあれだ、でかい。一回舞台から落ちそうになってて本気でヒヤヒヤした。付近の人たちが逃げの体勢に入ってた。あの巨体が落ちてきたらちょっと命の危機なので、ていうか彼に限らず万が一コケたり落ちたりしてきたらシャレにならないので前列の人と通路付近の人は歯をしっかりむすんで観ていた方がいい。あ、声はさすがに太くてよく響く。そしてラーメン
津田さーン！
早口言葉噛んだ上決め台詞を決めずに舞台を去っていった（自分で「ばさっ！」と効果音を口で言いながら退場）津田さーン！
アキトの子とは21才も離れている津田さーン！ご苦労様でーす！
ロミオさんの股間が気になって気になってごめんなさい
ヒロヤはまたホ○要員か！と思ったらオネエだったんだぜ
出演者中最も足下がおぼつかず常にプルプル震えていたヒロヤ（剣を持ってからが特にひどい）
最後の全員そろってキメ！のところで滑ったの、見ちゃったんだぜ…
あいつに早口言葉なんて絶対無理だろと思ったけどやっぱり無理だった
マクベスさんはかっこよかった。背が高いね！FFの敵幹部っぽいね！
ハムレット・パックさんあたりは体格のハンデをあまり感じさせない芝居だった

ここ半月純粋に演技として難のある人たちの舞台を延々観ていたせいで、すごくふつうに芝居が進んでいるのが非常によかったというか、芝居はおもしろかったです。現行のテニミュとは方向性もテンションも全っ然違う（客層はどう考えても被ってるけど）雰囲気としては初代の人たちの初演に近いっちゃあ近いのかなあ…うーんもっと小劇場的？ストーリーそのものについてはなんとも言えないや（逃げた）
うっかりあと２回もチケットを取ってしまっているので木曜と土曜にも行ってきます。もっとこなれてきてるかな？楽しみです。ヒロヤのプルプルは直るだろうか…それとも疲れでもっとプルってたらどうしよう。
以下かわいかったところを列挙

いや今回終始「わぁかぁわいいーー」とやに下がっていたんですが（だってみんなかわいいんだもの）（かっこいい！と思ったのはアンサンブルがスケートはいたままバク宙決めた時くらいだ）
アギトの眼帯をずらそうとして「あ、ちょっとずらしすぎちゃった」とちゃいちゃい直すイッキ
抱きつこうとするアキトの顔面をむんずとブロック
ブロックしようとするも勢いに負けて抱きつかせるにまかすお兄ちゃん。胸元でにゅふーと笑う妹（妹チガウ）（今回女の子出てない）
早口言葉を噛む人たち
女の子にモテモテ妄想で楽しくなっている人たち