公演覚書(6回目・おの!!!!!!)

昼・1階13列
四国初上陸!(上陸時間しめて4時間半)こんな機会でもなかったらなかなか来なかったかも。県民ホールはとても広くてきれいでした。ステージもすごく広い!のでみんな走り回って大変そうだ!(笑)あと音がどうしてもずれがちでもったいなかった。
今回は小野につきます。観劇自体が12日以来だったせいもあるけど、すさまじい進化っぷりに感動しました。うわ〜〜なんだよこれ全然違うじゃない…!別人!

  • 大阪行った人たちから「S3は全然違う。ものすごくクオリティが上がってる」と聞いてはいたのですがこの目で見て本当に驚いた。乾のギアが1段上がったのももちろんだけど、柳!ていうか小野!なんだお前別人じゃないの!
  • 東京までの彼は「とりあえず、キャラクターにのっとって動いている」という感じだったんですが、自分の意思で動けるようになっていました。自分の意思をもって『芝居』をしていました。それがうまくいっているか否かは置いておいて、魂が篭った。ちゃんと、自分で考えて、意思を持って演じようというのが伝わってきた。もうお人形じゃなかった。
  • 立海面子の中でこの人だけはどうにも理解しがたい、何を考えてるのかわからない…と思っていて、お芝居やダンスも嫌いじゃないだろうし「ちゃんとやっている」のだけど、そこに彼の本気はあるのかなあ…と思っていたので、この変化に本当に驚いたし嬉しかった。スイッチの入れ方がわかったのか、何か考え方が変わったのかそれはこちらにはわからないけど、キャラクターを演じること以上に、舞台に立つ意識として明確に自分の色を出すようになっていたのがもう、嬉しかったです。感動した。私きもい。…でも嬉しかったんだよ!
  • 見える違いとしては足腰の安定とハッタリがきかせられるようになったこと。打つ前のグッと力む力強さは東京の時点ではなかった。もともとS3はどっちも手足の長い子なので、自分の体の使い方や見せ方がわかったらすっごい舞台映えするんですよね…
  • 台詞の言い方も全然違う気がするなあ…。なにせ疲れがたまってくる頃なので端々に息切れや焦りもあるしバタバタしちゃうところもあるんだけど、それを補って余りある迫力を私は感じました。DVD収録が千秋楽じゃないってマジですか。この段階のを入れないのは損失だよ!!ちゃんと記録に残してやってくれ!
  • 舞台全体の印象としては、お疲れが見え見えで足が上がってないとかちょっと躓くとかソロになるとやばいとか喉が危険そうな子が何人もいるよとか、気になるところですがそんな中でも仁王のダンスはぶれないなー…さすがだなー
  • 出だしのジャブンがまずかなりヨレっていたので、そういえば今年の1/2に観た回でD2はどっちも死にそうだったなあ、と思い出しました。
  • 不二もちょっと喉がやばそうでソロがふらふらしてたけど体のキレはまったく衰えてないどころかS2、双方鬼気迫りすぎ。
  • 元気の赤也はちゃんと赤目モードに入ると動きのギアがバチンと上がるのがわかるんだよなあ。さも当然のようにやってるけど(そして赤也役なのだからできなきゃだめなんだけど)こういうところがうまいんだなー
  • 柳生はわりと手抜きモードのように見えました。いつもあんなでしたっけ
  • 真田が台詞の入り方をミスって(柳に決めてこい!みたいに檄するとこ)そのあと全員グッダグダに。菊の「勝ちたい、絶対」のあたりまで微妙な雰囲気を引きずってました。皇帝は反省してください。ていうか真田は全体的にぐだぐだでした
  • ふーりんかざーん は、運ばれてきた台に真田が登ってくというだけでわりとおもしろいのでずるいですね。ハイキックがみんな足上がってなくて「あー疲れてるんだなー」と
  • 小野をベタボメしましたが、ここの腰回しはあいかわらず全然回ってなかったです。これはたぶん仕方がないことなのだと思います
  • 南手塚のどっしり感もあまり感じられませんでした。お疲れなんだと思っておきます。岐阜で泣く準備はできている!うーってこいー
  • ドーリの軽やかさはほとんど変わりませんでした。ので真田のステップの重さが目立つ
  • ひそかに心配していた青学の母は相応にお疲れのご様子でした。意外と喉は無事みたい
  • 瀬戸丸は元気だった!こちょこちょ動きが増えていて、男の子っぽい感じになりましたね(私は見てないんだけど友達曰く「S3で幼馴染が心の声で会話してる最中、36がまるで女子校みたいだよ」だそうですよ。どんなだよ。「なんかずーっと内緒話してキャッキャしてるよ」女子校…)
  • ラストのメインテーマ畳み掛けるところでウッときてしまいました。なんかもーみんな輝いてみえた……キラキラだった………客電がついて周りを見回したら泣いてる人が多かったです


帰りの飛行機を待つ間、空港のロビーで風林火山の振付を解析してみる試みを行いました。「『そうさ(そうだ?)今〜』のところがことごとく面白いからだめなんだ。油断したところでおもしろい振付がくるからずるい」とはS屋談。「風のあれはきっと風車を表しているんだよ!」「小野が飛ばされそうだよね!」「私あそこは振り回されてる感満載の赤也がたまらない」「(無視して)林はこう、揺れる木の枝を表現しているよね」「火はきっとふいごで火を起こしているところなんだよ」「山…」「山は…」「こう、どっしりと構えた、揺るがぬ大山を…」「コレ(振りを再現)でか」「ああコレ(再現)でだ」「あそこは小野がたまらないね」「ねー」結論:なんかあそこだけ中高の創作ダンスっぽい
そしてあんなおもしろ振付なのにそれなりにかっこよく見せてしまうナカガウチの人はすげえなあ、としみじみしたところで飛行機が。風林火山がいかに最高のエンタメかについては今後も研究してゆく方針です。(しかしこれ書くと必ず大ドラマのほうのタイトルでキーワード飛んできちゃう人が何人かいて申し訳ないです)