19時半までのシンデレラ香川日帰り弾丸ツアー 〜アリバイトリックは讃岐うどんの香り〜

四国にいる王子様(複数)を一目観んがため、東京から日帰りでうどんの国までいってきました。家には内緒で。
「出張だと偽装して愛人と旅行に出かける人のようだ」(S屋)「隠密行動みたいですね」(レリさん)「お前の本気はよくわかった」(先輩)「まあ、楽しんできてよ」(弟)とさまざまなコメントを頂戴したわたくしの「本当は有休とってるんだけど家には出社してるフリして香川いくよ計画」、無事完遂いたしました。ワァァー!
そもそも過去2回の平日名古屋遠征も同じような感じだったので(親には特に何も言わず、朝「いってきまーす」→新幹線→芝居→新幹線→帰宅)今回もなんとかなるのではないかという予測のもと、万全の準備を整え当日がやってきたのでした。
まず普段通りの時間に出社・帰宅は変えられないので、帰宅は19時半がリミット。帰りの飛行機は順調なら17時には羽田につく予定なのですが、なんせ飛行機だから天候次第で遅延もありうる。対策としてお世話になっている整体の先生に協力を依頼し、万が一間に合わなかった場合は「急に腰痛がぶりかえしたので(※今月頭にリアルでぎっくり腰をやりました)整体に寄って帰ります」というネタが使えるよう保険をかけました。これで2時間は延長可能。あとは弟と直属の上司に事情を話しておき、いざ出発。朝は怪しまれぬよういつもどおりにお弁当を作りました。
羽田行きのモノレールに乗ってるときが一番緊張MAXだったなあ…胃が痛いのなんの。ももももももし急に呼び出しかかって自宅戻れっていわれたらどどどどうしよう今度こそ殺されるるるるる
まあ、飛行機乗ってからはもうどうしようもないのですぐ寝てしまいました(前日は期待と不安でろくに寝られなかったので)(子供か)
そんなこんなで無事時間通りに高松空港に着きました。こ、ここからは時間との戦いです!東京の雑踏で鍛えた「人ごみすり抜けスキル」を存分に発揮しつつ最速で到着ゲートを脱出、事前にサイトでチェックしておいたタクシー乗り場に走り、止まっていた一台に乗り込みました。
「県民ホールまでお願いします!」
「はーい」
「あの、12時までに行かなきゃいけないんですけど、間に合いますかね」
「ぜんぜん大丈夫だよ〜何、コンサート?」
「いえ、お芝居です」
「へー。楽屋口でいいんだよね?」
「??え、いえ、正面で…」
「このあとは広島とか、九州のほうとか行くの?」
「次は福岡ですけど、私は東京に戻ります」
「あわただしいねえ。帰りはスタッフさんが送ってくれるんでしょ?」
「?????え?」
「今日は昼と夜の2回あるの?」
「そうですね」
「じゃあ最終で帰らないといけないねえ。役者さんも大変だねえ」
私は出演者じゃないよおいちゃん!(ていうか今日の舞台は男しか出ないよ!)
その後誤解をといておいちゃんと世間話(香川トーク)を楽しみつつ、「帰りも使ってくれるなら安くするよ」「おねがいします!」というわけで帰りの足を確保、県民ホールにたどり着きました。時間的には超余裕!貢物受付カウンターに寄る暇もあった。ちなみに受付のおねーさんがキャスト名を把握しきっておらず、3回名前を言わされるという軽い羞恥プレイをくらいました。私が名前間違えておぼえてるみたいじゃん…!ドキドキさせないで!
座席でやっと先行していたS屋と合流し、舞台を楽しんだ後はまたすぐに空港に戻らねばなりません。おいちゃんが「楽屋口のほうが道すいてっからそっちで待ってるよ!」と言ってたので裏に周り、無事乗車。空港への道すがらはまた世間話だったんですけど、「結婚はしなきゃだめだよ」とこんこんとありがたいお説教をいただきました。すみません…ていうかなんで四国くんだりまで来てタクシーの運ちゃんとこんな話をしてるんでしょう私たちは。
空港では今回根回しに協力してくれた人たちのためにお土産を買い(自宅用には買えない!(笑))、出発時間まで待合ロビーで作ってきたお弁当を食べました。うどん?無理!あとはフライトも時間通りで無事に帰京、会社のほうに行こうかと思ったんですがちと微妙だったのでそのままS屋と時間をつぶし、19時20分、帰宅。
「ただいまー」


今日もいつもと変わらぬ平穏な一日。