アクサル「ワイルドアダプター」@シアターアプル

大阪に引き続き二度目。前回は正直どうしたもんかと思いましたが、2回観れてよかったよー…あのままだったらものすごい後味悪かったもん…。
原作は読んでいません。峰倉かずや漫画は大昔に同人版最遊記や商業版最初の数巻を読んだだけなんだけど、まあきっと基本は変わってないだろうし…というわけでウィキペの知識のみで挑みました。
「暗転シーン転換なし」「一人何役も兼ねる」「時系列ころころ転換」に加え、役の転換シーンの転換時系列の転換が小休止なしの連続で行われるのでものすごく混乱しました。最初の20分くらいはわりとポッカーン状態。東京で観た時はこちらの慣れと演者側の慣れもあったのか思ったよりはスムーズに流れに乗ることができたけれど、いわゆるオーソドックスなお芝居の形式ではないのでポカーンとしてると簡単に置いていかれますね。
これは原作の持ち味というかなんというか…で仕方がないんでしょうけど、「猫を拾った」とかやたら銃乱射するとか(峰倉作品の印象:中二病台詞とハンドガンと煙草)が恥ずかしくて時々ウヒッとなりました。おお…恥ずかしいよ…羽根とか……。
原作が完結してないのでどうするのかなあと思ってたら、謎?とか諸々について「結局何もわからなかったけど」エー!わからなかったオチー!それでいいんかーい!


衣装がヒラヒラしてて中2テイスト満開でよかったです。途中から柄谷さん見てると「タキシード仮面様」という単語が頭にチラついて苦労しましたけど。あと最後の脱衣後の格好がよく…わかりません…でした。


元気はテニミュのように尺が決まってたり音やリズムに合わせて台詞を言う場合ではあまり気にならなかった棒読みっぷりが見事に露呈。激昂するとか落ち込むとかじゃない、ニュートラルな感情の時の台詞のニュアンスが全部同じになっちゃうのだなー…うーん…一度癖がつくとこういうのって脱却が難しいよねー…とか思いました。