ミュージカル・アイーダ(国際フォーラムC)

なんの気無しに知人にチケットを頼んでてすっかり忘れててろくすっぽ内容や出演者を調べておかなかったので、前日慌てて巨大掲示板の該当スレッドを流し読み(手段が間違ってる気がしないでもない)するもひたすらヅカヲタさんたちの煽り合いが展開されていてあまり参考にならず、「エジプトはすごいつよい」っていうトンデモ曲がある、という一点のみを確実な情報として得て本番に向かいました。……ほんとに「エジプトはすごい強い」って歌詞なんだ!!!誰か「それはちょっと」って止める人はいなかったのかしら………すーごいすーごいすーごいすーごい うーん、宝塚にはまったく詳しくないんだけど、なんか目から涙以外のものが落ちたよ…びっくりした……
すごいつよいのはさておき、何のてらいもないすごく単純なお話だったので前情報がなくても全然大丈夫でした!彼方さんは久しぶりに…というか去年の五月にラケット振り回しながら「アッッリィィィナァァ!!!」とか叫んでるのを拝見して以来だったので若干申し訳ない気持ちになりつつ、ご、ご立派になられて…!(ほろり)音楽を本格的に勉強したわけでもなく、メジャーな舞台に立ったのが二十代半ばで、本格的な「ミュージカル」に出るようになったのは1年前っていう人が、いい役もらってがんばってる姿を見れたのはとても嬉しかったです。上から目線で申し訳ないですが。ただやっぱり他の出演者が百戦錬磨なので、それに比べてしまうと迫力のなさとか、重心の安定しない感じは素人目にもわかっちゃうなあ!って思いました。でもこれは経験を積むしかないよな。歌も芝居も。あの世界では27歳ってまだ若造だもんなー。
明日をも知れぬ「若手俳優」たちをいっぱい見ていると、10年20年後を見通せるような位置に辿り着けたキャストに対する安心感がはんぱないです。