BL映画試写会に行ってきた

新人公演の感想もまとめないまま!「タクミくんシリーズ Pure」試写&トークショー「行きませんか」とお誘いがあったので、こんな機会でもないとこの類のはまともに観ないまま終わりそうだしな…と思い、行ってきました。


観終わっての最初の感想は「思ったよりまともだった」。というか、たぶんこれはこの類の中ではだいぶまともなほうなんじゃないでしょうか。一応話の筋は通っていた(気がする)し。
ただし……原作知らずにとりあえず公式のあらすじだけ見た状態で、ついでに冒頭20分くらい見れなかった我々を、衝撃のラストが襲う!!
や、最後の最後でね、想像と順番が逆だったですよ。「?!?!…おおお前が攻だったのか!!!!」ですよ。こんなスリル…めったに味わえないよ…。最初の20分に濡れ場があったのかどうかよくわかりませんが、わーてっきりへたれわんこ後輩×ツン会長だと思ってた☆それはお前の趣味だよね、趣味が嗅覚を鈍らせたんだね、同行のIさんも同じ間違いをしていたね。悪いのは我々のほうであります!
全体的にピュワ〜〜〜な総ほも学園ですが、滝口のピンクのポロシャツでそこまでの全てが吹っ飛んだり(なんであの衣装…!)まおがかわいかったり、この寮2人部屋みたいだけど、渦中のボーイズと同室のモブさんたちはいろいろ大変だろうなあと同情したり、bbrはものすごくぶっさいくに写る時とやたらエロく写るときの差が激しいなあと思ったり、試着室に2人で入ったあたりからいやな予感が漂い始めたり、とにかくひたすら「こんなところで濡れ場が始まりませんように!始まりませんように!!」とお祈りしたり、願い叶わずべろちゅーが意外に濃厚だったり、まおがかわいかったり、まおがかわいかったり、最終的にまおは本当にかわいいな、とおもいました。
映画館で腹筋を鍛えながら観るより、友達と部屋でつっこみいれつつ観たいですね!


トークショーは全員あの水色ブレザーでね……、そういえば本編がわりとまともに見れたのは、夏の話だったのであのトンチキ色ブレザーを着ていなかったことが勝因かもしれません。紫のネクタイだけでもじゅうぶんおもしろかったですけど…。
いつものメンツはおいといて、今回「この映画が芸能界で最初のお仕事です!」という子がいて…………もう涙を禁じえないですが、この子がどうもこう、若い芝居初心者にありがちな、過剰に役にのめりこんでそれを現実まで引っ張っちゃって、そうやってのめりこむことが「演技をしている」「役者として正しい」って思っちゃってるようなフシがあって、私はちょっとウッとなったのでした。早くいいお仕事来るといいね!
ていうか未成年をこういう映像に出すのほんとにやめようよ!ね!!


やっぱり実写BLってふ女子文化のもっともアングラなところにあるというか、マイナーな分野だよなあ…対象客層があまりにもニッチすぎる。バクステやブログで男子どもがキャッキャしてんの見るのは大好きでも、だからといってそいつらが脚本を与えられてカメラの前でキスシーン演じて「お前ら(ふ女子)のために演じたよ!!!」*1と言われたところで嬉しいかといわれたらどうか。私はノーサンキューです。

*1:これの有無はとっても重要だって昔から言われています