ヱヴァ序

ひとつめの映画（デス＆リバース）のパンフが一番好きかな。指紋つかないし。
１０年前と同じ劇場で。１０年の隔たりが新鮮でもあり、懐かしくもあり、「エヴァってこんな話だったか！（いい意味で）」ってなりました。おもしろいなあこのアニメ。12年前１話を観たとき、「うわっなにこの発進までにすんごい時間かかるロボットアニメ！！」って思った、あの気持ちを鮮明に思い出しました。
１０年経ったので、自分の歳はチルドレンからミサトさんに近づきました。テレビシリーズ時は私は１５で、１２年経って今２７。あの頃は20代後半なんてすっごい大人だと思っていたんだけどなあ。27になった私は仕事的社会的な意味で全然まだ大人になれていないので、ミサトもリツコもすげーなーとか思いつつ、ただシンジに対するミサトの態度にはものすごい共感（？）してしまった。今もし自分が14の少年少女の相手しろって言われたらああいう対応をしてしまうと思う。お姉さんぶりたい、大人ぶりたい、でも「大人（おばさん）すぎていたくない」のでフレンドリーぶってみたり、父親との確執を抱えているから（無意識の上から目線で）共感してみたり。ウジウジいじけてる14の男の子が目の前にいたら、ああ言ってしまうだろうなあ、私も。
わーいつのまにか14歳の気持ちなんてぜんぜんわかんなくなってるわ！
自分ではもっと近いつもりでいたのに！

カヲルが最後に出てくるっていうのは知ってたけど全裸だとは思わず脳内で盛大に吹き出しました。きたーぞきたーぞほもがきたーぞ
この10年で、渚カヲルを超える「渚カヲル的アイコン」キャラは結局うまれなかったよ。カヲルくんはアニメ市場における一大発明です。レイより複製難易度が高いんだ。
主題歌はあれでいい、あれがいい！あの流れで残酷な〜とか魂の〜みたいな戦意高揚ソング来ても困るし。

開演前、あんまりオタクっぽくない男の子たちが「パンフどっする？」「いやーパンフはやりすぎだろ（笑）」とか話してました。やりすぎってなんだ。これがライト層ってやつ…なのか？