公演覚書・初期の感想

(始まって1週間たってないのにもう4回…結局いつものペース…)「この時期にこれだけ安定してるのってはじめてかも!」っていうのが最初の印象です。
そりゃ細かいとこはあるけど新キャストがいつもより少ない・想像以上に健闘してるのと、毎回必ずいる「ウワーこりゃ大変クオリティ!」なことになってる人*1がいない。もちろん底上げ期待したいとこはいっぱいあります。
今回もザ・テニミュって感じの脱力珍演出が随所にあって、椅子から落ちそうになりつつもたのしいです…そうだよこれが私が愛した(ing)ミュージカルテニスのおうじさまだよ。
青学は全員がしっかり上手くなってる。ばばりょ手塚が全く真田に負けていないことに感涙。たいとのラケットさばきが堂々としていてセリフの吐き方が格段によくなったことに感動(まだ時々ゆるふわしてるけど)
立海は男臭くなったなあ…声低い!って思うと大抵新顔の人たちで、そういえば抜けた子は全員声高かった。並んでるだけで強豪オーラがあるのはすごい。黄色いのに。あと見た目ダンスも揃うようになって迫力アップ。五代目が揃えてくるので合わせてかっこいいです。
四天はAのダンスが揃ってる件(以前は全員好き勝手に踊ってました。まあそれも嫌いじゃないんですけど)とか、Bだと財前はまだ転入生だな(謙也が構ってる)とか、関東決勝時の六角といい、青vs立はドシリアスなので笑いとなごみ要素って必要だなーとか。そうめん売りは2階だとおいてけぼり感パネエです。あれ基本的にアドリブ勝負なんだろうけど、四天の人たちはみんなわりと早口でわちゃわちゃしゃべるから声だけだといまいち状況が読めない。

新キャストとか

  • 幸村。まだ2階からしか見てないので顔をはっきり認識できてないけど、声と立ち姿だけでかっこよすぎてむしろびっくり。何もしてないのになんかすっげー強そうです。ダンス中ジャージをパシッと直すしぐさもかっこいいです。王子は病み上がりだったけどこの幸村は病を毛ほども感じさせない。つまり王子は王子で正解なんですが。しかし芝居も歌もダンスも初めてでなんでこんな迫力あるんですかこの人…ゆきむらこわい!かっこいい!こわい!
  • ジャブン。ブンちゃん何言ってるのかよくわかんないです。立海唯一の不安材料はこの子だなあ…セリフ全部発音くっついちゃってるし歌は早口のせいもあるけど音崩して歌ってるから余計聞き取れないし、なんつーかもちょっとおちつけ、おちついて舌をまわせ。体格はちょいポチャっぽい感じがして2.5次元的に正解じゃないでしょうか。そんな相方に気を取られてジャの字の印象がちょい薄いんですけど、わりと冷静でかっこいいジャッカルですね。
  • 柳。ダンスうまいんでつい見ちゃう。赤也との間にまだ微妙に壁があるので早くとっぱらってください。しかしテニスのさらさらおかっぱカツラはとてもいいものですね……。正面からだと全然違うけど実は横顔が小野と似ている。雰囲気の問題だろうか。

OPとか

  • メインテーマは「ウイニングロード」でいいのかな。今回曲多いからまざりそう…越前が乗ってる台がぐわんぐわん揺れていて心配。
  • 関東立海を髣髴とさせる演出にいろいろ思い出がよぎりまくりんぐ…そういえばあの時手塚はいなかったんだったわーよく勝ったよね青学。S3、S2のとこのダンスが好きです。かっこいい。歌詞はみんないつぞやの「こんなスリルはめったに味わえないよ(古川)」ばりの早口決め台詞で大変そう。
  • チェックメイトはラストのトリオの「全国中学生テニストーナメント」のハモが美しく盛り上がるので好き。
  • ヘリは絶対あるだろ!でも久保田いないしなーって思ってたら…その前の上空を飛ぶミニチュアとか抜かりないなー(珍ミュ的に)。ヘリにコスプレの人が乗ってる絵面はおもしろすぎました。

S3

  • 本当に兼崎は真田をやるために生まれた男だなあ…(役者に対して失礼な物言いかもしれませんがあくまでも感嘆です)…原作のこの決勝はちょうどミュで立海が登場した以降に描かれてるので、だいぶミュ役者のイメージが投影されてる部分もあるから当然かもしれないけど、「入らんかーーーーー!!!」は納得の声量。あれは入る。あれは気合で入る。
  • 風林火山が名曲すぎた(出し物として)ので、あれを越えることはできなかったか…って感じだけど、バックダンサーズが死んだときはどうしようかと思いました。今回はダンサーズの動きが揃ってるので村の儀式感は薄いです
  • ばばりょ手塚は今にも折れそうなので「その細腕で!」って言われても説得力があります。大ちゃんの「体格が違いすぎる!」は「え?そうでもn…」でしたね。あれからもう1年たつのか。怖い。
  • 「青学は2本柱だから!」はあれでいいんですか
  • 恒例・手塚を讃える歌でついに怪人呼ばわりされるに至る部長。毎回絶対フルネーム歌われる(もしくは自分で歌う)けど、三ツ矢インタビューによると手塚曲は毎回苦慮しているらしいので今回も大変だったのでしょう…確かに手塚は技に関して自称しないからね…
  • ここで油断せずに行こうとか…バカッ…泣いちゃう…
  • 越前が脱いでなくて心の底から安心した。初演を思い出すとやりかねねえ!と思ったけどあれを再現されても淫行かつ意味不明なのでなくてよかった。本当に…よかった。
  • しかし試合後倒れてる手塚が18禁だったので
  • 「ほんとーに覚えてないのか!?(小声)」から一連の辻ちゃんが素晴らしすぎる!

D2

  • この対決は原作を読んだ印象がポケモンバトルだったんですが、この柳さんはポケモン放し飼いだな!ボールから出した後ほとんど放置しておる
  • ひざかっくんがないんですけどどどどどどどdっっd
  • 林はうまいなー………海堂としてのスペックの高さは歴代でも随一だなー。歌いながらあんなに動いてるのに声はブレないし必死の演技をしながらちゃんと本人に余裕もあるし
  • オットコマエなエボ先輩が役立たず化していくのが妙にリアル
  • 元気については。前回のパフォーマンスからしてこれくらいは当然やってくるだろって客も思ってたと思うんですけど、期待通りのものをしっかり見せてくれちゃうのがね、仕事人だよね。要求ハードルは最初からすごく高いとこにあるんだけど、ちゃんと平均点以上は出してくるよなー。余力を残した上であそこまでやってる感じ(真田と赤也はそんな感じを受けました)そんな私の要求ハードルも高いというか、これはむしろ想像通りの演技プランというかパフォーマンスだったので、ことさら凄いとか最早あまり思わなかった………というわけでここを打破すんのってむしろきついんじゃないのかなーうふふ今後が楽しみ
  • 打点は高いし一瞬の移動距離は長いしちっちゃい体でほんとアニメみたいな動きをしている。これは見てて純粋に楽しい
  • 赤也は毎回対戦相手にラケットで切り掛かる振付があるよね。このバイオレンスを許している立海って一体なんなん……今更ですが
  • 乾の倒れ芸が素晴らしいです
  • 山沖くんと他の共演者の距離がどれだけ縮まるかが鍵かな!特に元気
  • 1幕終わりは立海の重厚感にあふれる曲で締め。さすが王者の貫禄。というか幸村の貫禄。幸村or真田をセンターに据えた立海集合は他校にはない押し出しの強さ満点で大好き

2幕イントロ

  • そうめん売りは六角潮干狩りに比べると判りづらいですね…四天の子たちはみんな早口でわちゃわちゃしゃべるから声だけだと状況が全然わかんない。あと台詞込みのわかりやすいアドリブ芝居に弱いような気がするな…(収拾する人に欠けるのかもしれない)…特にお芝居のお上手でないB金ちゃんはひどかったね!千歳の すごい フォロー あれはやらせちゃいかんのじゃないの……。
  • 試合メイクスミーハッピー!くらいしか歌詞が聞き取れない
  • さとちゃんが踊れてるよ!たっくんが自己主張をおさえたダンスをしているよ!春川がぐにゃぐにゃしてないよ!千歳は相変わらずどっちもとっても魅力的だよ!佐々木はどうして常に全身にそこまで力を入れすぎているの?!
  • 乾の悪夢で動く台大活躍。かつての王子イリュージョンショーといい………好き!
  • ピンチピンチ。トリオ+越前がかっわゆい。ちゃうちゃう!は慣れないうちはすごくおもしろくてつい笑っちゃう(もう慣れました)

S2

  • この対決も5代目不二で正解だったなー!って思います
  • イリュージョンは思った以上にまっとうな演出でした(テニスとしてはまっとうどころの騒ぎではない)
  • 初回見て「イリュージョン中青学ベンチに座ってんの誰だよ!」という話になり、黄金とタカさんが立ってるでしょ、あ、不二じゃね?そっかーって納得して帰宅後「つーか不二試合中だよ!」と肝心なところに気付き、翌日双眼鏡でガン見したけど席の位置的に脚しか見えず、「…えっ脚だけ?え?なにこれ…誰…?」みたいなことを考えてたらものすごく恐ろしくなってきて上演中なのにすごい寒気と鳥肌が。なんかそういう怪談みたいだよー怖いよー。顔をしっかり確認した今でもなんか怖い。うすら寒い。
  • 仁王手塚白石で踊るとこがアイドルユニットみたい。Aだとバランス取れてるんだけどBだと途端に中央から右側が濃くなる…「いやーこれで手塚が大ちゃんだったらとんでもないことになってたね」「そうすると対戦相手が古川でさらに倍率ドンだね」「胃もたれするね…」
  • ララララケット光ってるー!!
  • アニメでも詳細をスルーしてわけがわからなかった星花火ですが、「結局なんだかよくわかりませんでした」という制作側のメッセージを受け取りました。仁王の台詞が観客の気持ちを代弁しすぎている
  • 不二ソロ中一人だけノリノリな越前。一球ごとに喜怒哀楽を見せる越前が新鮮です。ただ、試合終了後桃ちゃんが「不二先輩勝ったぜ!」って感じで越前を振り返った時いつもだったら絶対やらないようなワーイ!って感じの喜び方をしてて、それを見た桃ちゃんがああこれはいつもの越前じゃない…ってガッツポーズしてた腕を落として落胆しているのが芸コマでせつない

D1

  • まさか黄金が今回唯一にして最大のウィークポイントになるだなんて思いもしなかったです!
  • 氷帝戦であれだけ完璧なシンクロを見せてくれたのでまーーーったくちーーーーっとも心配なんてしてなかったのでこれには驚きました。どうした!どうしちゃったんだ!
  • 歌自体がかなり難しいのもあるんですけど、高崎が全然歌えてない→辻ちゃんがそれを受けてナーバスに→ナーバス二乗でガタガタ、みたいな…双方の焦りが手に取るように判ってこっちもオロオロ
  • 対してジャブンは明らかに疲れが垣間見えたりして(足取りが重くなって動きが雑になる)なんとなく懐かしい気持ちになったりしました
  • どっちのペアもがんばれ!!
  • 試合終了後、あの先生の筆が滑っちゃったんですね!というかあんまり深く考えないで描きましたよね?!みたいな危険すぎる体位が再現されていて度肝を抜かれるS屋と私。やりおった…こいつらやりおったで……絶対三次元では実現不可能だと思ってたのに………。

思い出せ越前〜フィナーレ

  • というわけで思い出せ越前、が、すごーーくいい!!延山も素晴らしいのだけど特筆すべきは堀尾。あの堀尾パートすごい。すごくいい。毎回あそこで涙ぐんでしまう。この堀尾は歌の表現力がとても高くて良いです……「越前!」っていう呼びかけと「忘れたか お前は俺たちの」の必死さ、「希望の星なんだよ」からはトリオのハモになってブワワッてなります
  • りゅーきの伸びやかな歌声
  • 曲は全体的に重くてかっこいいんだけど、舞台上は黄色くて明るいな
  • ラストの決めポーズ、幸村の余裕ありげな感じが後半への期待を煽りますね!
  • FGKSは黄色すぎて笑っちゃったよ

*1:昨夏の両跡部の歌、前回のハル白石