公演覚書@東京総括

中盤以降は8夜9昼15昼16昼(前楽)と行って来ました。行きすぎ?もう何も言わないでくれ。友達総出で全力で挑んだ結果なんだ。たぶん冬はもっと手に負えない展開になるんだ…でももういいよ、それでいいんだ……という覚悟の決まった夏でもある、のでした。
9日夜公演は席がよかったのもあるんですが、出来自体が非常によかった。歌の迫力が全然違った。あまりにも違うんでこれは席がいいからそう聴こえるのかな?と思ってたら別の席の友達も「今日が一番いい」と言ってて、いやー観れてよかったなあ。
5代目は「青学」とフュージョンしたな!って思う。2、3、4と続いた「演者の個性もありつつもちろんキャラクターでもありつつ」という方向性とは明らかに違う。初代の初演のころのモットーだった(と思われる)「二次元のキャラクターを三次元に再現すること」のポイントに原点回帰したと思う。だから箱推しなんですよ、たぶん。以下は細かいところとか、私の痛ましい感想。ちょっと私自分でも「テニスの王子様全般」好きすぎてステージ一段上った感じがひしひしと…こんな歳になってまさかここまで…でも正直楽しいでーす…。

  • ステージ上がったっていうのは、こう、具体的に言うと、「ミュ」としてだけでなくキャラクターそのもの*1を自分の中で掘り下げてみるこころみを行ってみた結果今回の公演はすんごい泣ける。まずい。やばい。なんかもう大変。
  • 「思い出せ越前」の堀尾パートで毎回涙目なのはおいといて(堀尾がうますぎるんだもの!!!)手塚ソロとか危険です。手塚っていままであんまりまともに、正面から解釈しようと思ったことがなくて(ミュだと出オチ度が高すぎるし)、今回やっっっと「青学の柱になれ」云々のあたりをごく真面目に考えた結果+ばばりょ手塚が相まってこりゃ大変!です。原作読んだ時は真田とのトンチ合戦のほうに気がいってたけど、生身のばばりょ手塚が痛みに顔を歪めながら(ショット一発撃つごとに腕を押さえたり)ファントム連打とかすると「やめてー!腕折れるー!こわれるー!にどとてにすができなくなるー!!」って毎回絶望的な気分になるんですよ…なんだこれなにこの私の入り込み具合…。
  • で、油断せずに行こうの手塚の後ろで青学ラケット千手観音みたいなシーンあるじゃないですか、あそこをちょうど正面から観た時に「あー手塚青学背負ってんな!レギュラーだけじゃなくて青学テニス部全体背負ってんだな!(背負わされてるんだな)」って思ってですね、泣いたね!
  • 16日は延山がよかったのもあるけど、思い出せ越前あたりから「教えてくださいテニスを僕に テニスを テニスを」〜〜ラストナンバーで滝のような涙を流すはめに。みんなのナイスパフォーマンスぶりと、「これが最後のテニミュ」という思いと、なんかいろいろ混ざっちゃって。私大丈夫かな。自分でちょっと心配になってきたよ。

話をいつもの感じに戻す!

  • 前にも書いたように今回はスタート時点でレベルがドン底の子がいないので「初回と全然ちがーう!」みたいなのはあんまりないです
  • あ、黄金はとても良くなりました。二人とも歌い方がわかってきたのか苦労している感じがしなくなった。16日は辻ちゃんの調子があまりよくなさそうだったのを高崎がフォローしていた…おおお…。
  • ジャブンは疲労MAXだったみたいなので早くペースを掴んでほしい
  • つーかあの歌ほとんどジャッカルが歌ってるよね
  • 目が最低4セットほしい。メインと各ベンチと応援席。特に応援席を見る余裕が全然なくてよその感想を読んで「そんなことしてたのー!?」みたいな状態です。みたいよぉぉだってDVDに映らないじゃんそういうのー。
  • 立海はジャブン赤也以外基本ノーリアクションなんだけど、そのぶんこの3人のリアクションがほほえましい。赤也は先輩が活躍すると「よっしゃ!」「ナイスショット!」とか声かけてくれるし、逆に仁王が負けた時なんかすごいしょんぼりしててかわいいです(ジャージ渡しに行くとこが特にね!)青学に引っ張られて立海も中の人感薄めで観ている今回。
  • とかいいつつ赤也中心で観てますが。歌中の柳にひざかっくんするところ、ベンチ(のジャプン)に向かって「しーっ」てやるのがちょーーーかーわいーでーーす
  • 元気は初回から全然ブレてないなー。こう言っちゃなんだけど、ああいうクレイジー演技ってある程度のスキルがあったら逆に簡単にできるじゃないですか。簡単にというと語弊があるけど、元気がもともと持ってるスキルで充分派手に見せることができるというか…「わかりやすい」芝居だから、わかりやすく観客に「すごーい」って言わせられる。で、今回はそれがもう最初からできちゃってるので、あそこからさらに上を目指すのか、すでに完成形だからいじらずにいくのか、興味があります。(デビル状態だとほとんど自我がないから、細かい心理表現ができなくて差異を出したりブラッシュアップさせるのが難しいかもだー)
  • 柳さんのというより山沖の歩み寄りをところどころにかんじる!(感涙)
  • だいぶ完全放任ではなくなったような……わりと引き止めて「めっ!」みたいなことをするようになった(赤也はあんまり聞いてないけど)
  • 試合終了後赤也が柳の腕をガッ!て振り払ってずんずんベンチに戻る(取り残される柳さん)とこでいつも心臓がキュッてなります
  • 真田の「陰」で見えるシルエットが漫画そのままでいつも感嘆してしまう。あの人なんであんなに真田なの?
  • りゅーきはたまに「ぶちょお、手塚ゾーンで相手の球、全部外に出しちゃえばいいのに」のところが東北訛になっているよ
  • あ、りゅーきのあの語尾がのびる喋り方(「あのーーーぉ」とか)ってもしかして
  • 「白石のやつ試合中どこ行ってたんやろ」の答えはAが「OPP」でBが「包帯蒸れたから換えに行ってた」
  • そういえばそうめん売りでB謙也が「俺にそっくりな表紙の本が出てて買い占めたら金が」みたいなネタを出してて、メロスネタだー!って驚いてたら例の海パンで本家が

*1:演じる子含めてではなくキャラそのものという意味で…