POPとわたし(そろそろ〆)

山下書店のPOPは主に2種類あって、「店員の手書きPOP」「コミックスの中の印象的なページ・コマをコピーしたもの」があります。*1

前者は今回物議をかもした「書店員による褒句」であったり、なんだかよくわからないけど店員と営業さんの対談だったりします(id:asamioto:20040825参照)。

後者は「こんな中身ですよ」というのをわかりやすく宣伝する一番の方法ですね。実際、私は前者のPOPにはドン引きしてましたが後者のものにはけっこう興味をそそられました。それを見て買ったことも数回あります(先日書いた「げんしけん」「シャーリー」など)。コミックスにシュリンクがかかっていて立ち読みできない状態では、「中が見られる」というのは買い手の興味をそそる方法だと思います。


ただそうしたPOP類があまりにも多いため、後ろになってしまった本がまったく見えないという弊害を発生させています。棚に直接POPを貼り付けているものが多く、後ろの本を確認するためにはPOP(紙)をべろっと持ち上げなければいけません。これは、内容云々以前に純粋にダメな点として挙げておきます。いくら品揃えがよくても見えなきゃ意味ないですよ。こういう雑多さが、なんとなくあの売り場の妙な雰囲気の原因のひとつではないかと思います。ていうか、恥ずかしい煽り文句やコピーの紙を自分の手でえいっとめくって棚を確認する作業はちょっと恥ずかしいです。私はかなりのオタですが恥ずかしいです。だって書店の前を歩いている「一般人」には丸見えなんだもの。その行為。たとえ一般人はてめーのことなんて見ちゃいねえよということであっても、なんとなく…。


「そんなに恥ずかしい・痛い・嫌だと思うなら行かなければいいじゃないか」という問いに対しては昨日のコメント欄で少し答えていますが、単純に「品揃えがいいから」です。オタ的にほしいな、と思ったマニアックな作品が、通販やオタ専門書店まで行かなくても手に入るからです。

この話題は次に続きます。

*1:他にも作家直筆色紙とかありますがそれは置いておいて